レビュー数獲得件数が大幅に増え、売上高が2倍に!カスタム質問によりユーザーのニーズも細かく把握できています

「本ヌメ革」を使った製品を製造・販売する株式会社ラストドリップデザインズ様。自社ECでのレビュー獲得率の低さに課題を感じ、改善を図るためにU-KOMIを導入したところ、過去の購入も含めてレビュー獲得数が大きく増え、導入前と比べ2倍の売上高を達成しました。
今回は、同社でU-KOMIの運用をご担当されている池田様に、U-KOMI導入のきっかけや効果などをお伺いしました。
「本ヌメ革」を使った製品の製造・販売事業を展開
まずは事業内容について教えてください。
弊社は皮革の製造・販売を行っている製造小売業です。メインの商材は「本ヌメ革」(植物性タンニンでなめされた、染色や表面加工をほとんど施さずに仕上げた革)を使ったバッグや財布などで、インターネットで販売しています。
レビュー獲得率の低さに課題を感じ、U-KOMIを導入
レビューツールの導入前にはどのような課題がありましたか?
もともと、ネットショップのプラットフォームにデフォルトで搭載されていたレビュー機能を使っていたのですが、レビューを思ったように獲得できませんでした。具体的には、300~500の購入数に対し20~30件ほどしかレビューを獲得できておらず、一般的なECサイトに比べ獲得率が非常に低い状態でした。
デフォルトのレビュー機能はユーザーからすると見づらく、導線も良くなかったことがレビュー獲得が難しかった理由だと思います。特に導線に関しては、レビュー依頼メールの内容とお客様が購入した商品が紐づいておらず、お客様が自分で購入した商品のページに行ってレビューをすべて手入力しなければならないなど、改善の余地がかなりありました。
また、これはレビューを取ってみた後にわかったことですが、弊社のお客様は年齢層が高い方やファミリー層が多い状態でした。これらのユーザー属性の方は大手ECプラットフォームなどでの購入体験が多く、導線の良いレビュー機能に慣れています。そのため、レビュー機能が自分で投稿場所を探すなどのアナログな方法であることで、投稿に手間がかかると感じ、結果的に離脱してしまう方が多かったのではないか、と考えています。
レビューツールの導入を検討したきっかけについてもお伺いできればと思います。
今申し上げたように、レビューを投稿するまでの導線が複雑で、お客様自身がやらなければならない工程が多かったため、レビューシステムを改善したいと考えていました。また、業界内でGoogleのスターレーティングを導入している企業が少なく、差別化ができると思ったこともレビューツールを検討し始めたきっかけの一つです。
コストパフォーマンスの良さやカスタマイズ質問を設定できることが導入の決め手に
他のレビューツールがある中で、U-KOMIを導入した決め手は何でしたか?
海外製のツールとも比較・検討していましたが、国内企業が展開しているサービスであることや、現在使用しているネットショップのプラットフォームとの連携がスムーズで、導入事例も豊富な点が決め手となりました。またコストパフォーマンスが良く、弊社のような小規模の事業でも採算がとれると思ったことや、導入サポートが手厚く、前述のスターレーティングを実装していることも魅力でした。
さらに、カスタマイズ質問を設定できることも決め手の一つでした。5段階の評価と文章によるレビューが一般的ですが、それに加えて「購入の動機はデザイン重視だったか、機能重視だったか」「実際の使い心地のよさや作品のクオリティはどうだったか」といった詳細な点について選択式の質問ができ、非常に良いと思いました。
U-KOMI導入によりコンバージョン率が改善し、売上が2倍に。
スターレーティング機能で他社との差別化も可能に
U-KOMIを導入してどのような効果がありましたか?
導入後、まずは過去に購入していただいたお客様のレビューを獲得することにしたのですが、300~500件の購入数に対し、約100件(20%以上)ものレビューを集めることができました。一気に100件もレビューが集まったのでサイトの評価が視覚化され、コンバージョン率が高まった結果、導入前と比較して年間の売上高が約2倍になりました。現在は、800件~1000件のレビュー獲得を目指しているところです。導入から一定期間が経ち、レビュー数が増えるほどコンバージョン率が改善しているので、今後さらに改善されると期待しています。
また、皮革製品を扱う業界では自社サイトでスターレーティング機能を導入しているところがほとんどないため、スターレーティングによってGoogleのショッピング検索内で差別化ができていることも導入効果の一つです。
カスタム質問を設定できる点でも効果を実感しています。例えば、商品の特性上「革が硬い」というレビューが一定数あるのですが、「デザイン性と機能性のどちらを重視して購入したか?」という質問項目でデザインを最重視している方による投稿であれば、「革が硬く感じられてもデザインが良い」といった捉え方ができます。そうしたレビューを見て、デザイン性を重視する別のお客様が購入してくれるという好循環が生まれています。このように、カスタム質問を通じてユーザーのニーズに合った情報を提供できているのは大きな導入効果だと思います。
最後に、U-KOMIへの要望や今後期待することなどがありましたら教えてください。
現在、Google内のレビューが増えない課題があります。配送物にレビュー投稿を促すためのお手紙を入れていますが、なかなかGoogleレビューの獲得には繋がらないのが現状です。ですので、U-KOMIとGoogleレビューを連携できるような内容があれば良いと思っています(注:レビューに対するサンクスメールにGoogleレビューを依頼する文章を添付することは可能)。
また、レビュー経由で売上に繋がっている商品のレコメンドシステムや、カテゴリー別でのレビューの上位表示などができるとさらに良いと思います。